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【施工状況】K邸作業所築造工事(Part1)

 

 

みなさんこんにちは!埼玉県川越市にあるシオノ工業です。

 

最近は本格的に暑い日が続いていますが、熱中症対策はみなさんしていますか?

 

暑い日は不要不急な外出は避けて体調管理を大事にしてくださいね!

 

さて、今回はK邸作業所築造工事の施工状況「Part1」になります。

 

ご依頼をいただきました、Kさま誠にありがとうございます!

 

では早速、内容に入っていきましょう。

 

工事内容について

 

K邸作業所築造工事の工事内容はこちら↓

 

工事名:K邸作業所築造工事

 

工事期間:令和2年6月25日~令和2年8月10日(日数:46日)

 

工事担当:柳澤(ヤナギサワ) 

 

工事内容:仮設工事、土工事、木工事、屋根・板金工事、サッシ工事、電気工事 他

 

「Part1」では、K邸作業所の「基礎工事」について書いていきます。

 

 

上の写真の赤枠部分の工事の記事になります。

 

基礎工事とは、地面と建物のつなぎ部分にあたる“基礎”を造るための工事のことです。

 

|着工前

 

こちらがK邸作業所築造工事の着工前の写真になります。 

 

クリックすると拡大できます↓

 

 

写真の通り、新地に作業所を築造していきます。まずは、植栽根が埋まっていたので撤去しました。

 

 

大きな根を撤去したらいよいよスタートです。

 

|遣り方

 

築造ということで、まずは建物(基礎)の正確な位置を敷地内に設置していく作業をします。

 

これを「遣(や)り方」と言います。

 

約1.8m間隔で水杭を打ち杭頭を※いすかに切り、水平ラインに板を取り付けて繋いで…

 

 

板間に水糸を張って建物の中心線を出します。

 

 

※いすか・・・杭の真ん中、縦割りにのこを入れ、ついで両脇から互いに45°、計90°に斜めに上を切り取ること

 

|根切り

 

建物の「基礎」を作るために地面の穴を掘る作業をします。

 

「基礎」は地盤下に作るので、地面を掘らないと工事ができないのです。

 

 

横幅と縦幅を決めて、スコップを使用して手作業で掘り進めていきます。

 

 

メジャーを見ながら調整しています。

 

 

 

これで根切り完成です。

 

|床付け

 

根切り作業が終わったら、次は「床(とこ)付け」作業をしていきます。

 

床付けとは、根切り床を掘削した後、正確に平らに仕上げることを言い、仕上がった面を「床付け面」と言います。

 

 

まずは、スコップを使って砕石を根切りしたところに入れていきます。

 

 

敷いた砕石を、タコを使用して均していきます。

 

 

最後に転圧をして土を締め固めます。

 

 

 

これで床付け面の完成です。

 

|配筋

 

次に、床付けしたところにコンクリートを流しますが、その前に、配筋工事を行います。

 

配筋とは、コンクリートの骨組みとなる鉄筋を設計書通りに組むことを言います。

 

コンクリートは押しつぶそうとする力には強いですが、引っ張る力・曲げる力は弱い素材になります。

 

そういった弱い力を補うために、配筋で引っ張りに対して強い鉄筋を組み合わせて強度を確保します。

 

 

 

周りに囲いのようなものが写っていますが、これが「配筋」です。

 

|コンクリート打設(ベース)

 

配筋が終わったら、建物の「重量を支える基礎(ベース)」部分のコンクリートを※打設していきます。

 

※打設・・・建築の基礎となるコンクリートを、枠の中に流しこむこと

 

 

コンクリートをちょっとずつ流し込んで…

 

 

手作業でコンクリートを均していきます。

 

 

 

これでコンクリートベースの完成です。

 

|型枠組(立上り部分)

 

ベース部分が終わりましたら、立上り部分の型枠組をしていきます。

 

・型枠工事

コンクリート(他 液体状材料)を固化させる際に、所定の形状になるように誘導する部材、枠組みのこと

 

・立上り

床から垂直方向に立ち上がった部材のこと

 

鉄筋で作られた建造物の骨組に、コンクリートを流し込むために、木板やベニヤ板を組み立て、器を作成して躯体形状を確立させます。

 

 

上の角度の写真だと、鉄筋やボルトが使用されているのがよくわかると思います。

 

 

型枠設置完成です。

 

|コンクリート打設(立上り部)

 

型枠の設置が終わりましたら、型枠にコンクリートを流していきます。

 

 

スコップでコンクリートを流していきます。

 

 

この写真は、バイブレータでコンクリートを流している作業です。

 

バイブレータを使う目的は、コンクリート内部から余計な気泡を除去し、セメントや骨材など、コンクリートを構成する要素を均等化させることです。

 

この作業をすることで、※ジャンカの防止になります。

 

 

 

コンクリート打設(立上り部)の完成です。

 

※ジャンカ・・・コンクリートの仕上がり表面上に凹部が生じ、表面がザラつき粗骨材が確認できる状態

 

|コンクリート養生

 

ベースと立上り部のコンクリート打設が完成したので、一度、コンクリート養生期間に入ります。

 

コンクリートを養生する理由は??

→ コンクリートは非常にデリケートな材料

特に、硬化する前のコンクリートは適度な温度管理や湿潤状態に保たないと、強度の発現が遅れることひび割れの原因になります。

 

このような理由があるので、5日ほど養生をして待ちます。

 

 

 

|型枠脱型

 

コンクリートの養生期間が終了したら、養生を取り、型枠を脱型します。

 

 

道具を使用して、丁寧に・・・丁寧に・・・。

 

 

取り付けた板を外していきます。

 

 

 

問題なくコンクリートが固まっていました。

 

|土台墨出し

 

コンクリートに、土台の墨出しをしていきます。

 

墨出しとは、使用する木材や作業する壁や床、天井などに作業をするための水平位置や中心位置を表示する作業のことを言います。

 

 

定規とえんぴつを使用して位置を表示しています。

 

 

この線が墨出ししたものです。

 

|土間床付け

 

基礎工事の最後は、土間の床付けをしていきます。

 

ショベルカーで土を入れます。

 

 

次に、砕石を入れて均したら完成です。

 

 

 

|基礎工事完成

 

ということで、建物の土台となる部分が完成しました。

 

<着工前>

 

<完成>

 

「Part1」のまとめ

 

K邸作業所築造工事の「Part1」、いかがでしたでしょうか。

 

ここまでの工程でも、手作業が多かったり少しの荒れでも建物の命取りになるということが皆さまには伝わったのかなぁと思います。

 

さて、建物の基礎工事ができましたので、「Part2」では基礎の上に架構体を組み上げていく工事について書いていきます。

 

楽しみにしていてくださいね~!!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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