21大宮公園事務所外壁ほか改修工事 part1 【タイル剥落防止工事】 | 株式会社シオノ工業 21大宮公園事務所外壁ほか改修工事 part1 【タイル剥落防止工事】 – 株式会社シオノ工業

BLOG

スタッフブログ

21大宮公園事務所外壁ほか改修工事 part1
【タイル剥落防止工事】

      

      

こんにちは!川越市にあるシオノ工業です!

 

だいぶ久しぶりの更新ですみません💦笑

 

2月10日の話ですが、関東全域雪の予報ですね。

 

積雪10cmとのことなので、皆さんお出かけされる際には十分に注意してください!!

 

寒さも厳しいと思うので暖かい格好もしましょうね!!

 

さて、本日は、

 

『21大宮公園事務所外壁ほか改修工事』の【タイルの剥落防止】施工についてブログ投稿です。

生活をしているとよく目にする「タイル」ですが、大宮公園事務所では剥落を防止する工事を採用して施工いたしましたので、

 

手順を紹介いたします!

 

 

 タイルの剥落防止ってどのような施工方法があるの?

 

タイルの剥落防止には、

 

・浮き部に樹脂を注入し固定する

 

・劣化部のタイルを部分的に新しいタイルに張り替える

 

・パネルによるカバー工法

 

などの施工方法がありますが、今回の『大宮公園事務所』のタイルでは、

 

・タイルの意匠(デザイン)がなくなってしまう

 

・同じ色のタイルが揃わない

 

という2つの問題がありました。

 

この問題に対する回答は、上3つの施工方法だと対応できないと考えたので、次の施工方法を採用しました!

 

 透明な樹脂で被覆する!!!

 

そう、透明な樹脂で被覆すればよかったのです!

 

そうすることで既存のタイルの風合いを残しつつ、剥落を防止する施工が可能になりました。

 

施工方法が見つかったので、皆さんで実際の「タイル剥落防止施工の手順」を見ていきましょう。

 

 タイルの剥落防止の施工手順

 

|1.事前調査

 

まずは、タイルの浮き・剥落状況を確認します。

 

打検にてすべてのタイルを調査します。

 

 

クリックして拡大できます。

 

1枚ずつチョークでチェックしていきます。

 

|2.アンカー位置マーキング

 

全部のタイルのチェックが終わったら、次はアンカー(ピンを打つ)位置をマーキングしていきます。

 

タイルの「健全部」と「浮き部」ではアンカーピンの本数が変わります。

 

そのため、状況に合わせたアンカー位置をマーキングする必要があります。

 

浮き部が発生する原因として、〈地震・風圧・気温・日射の熱等〉の自然条件があげられます。

 

 

 

|3.アンカー穿孔(せんこう)状況

 

2でマーキングした箇所にアンカーを打ち込むために穿孔(穴あけ)をします。

 

穿孔をすると汚れが発生するので、穿孔後は孔内を圧縮空気などで清掃します。

 

 

振動ドリルにて穿孔している様子です。

 

 

綺麗になりました。

 

|4.アンカーピン打設

 

穿孔した箇所を清掃したら、アンカーピンを打ち込みます。

 

タイルの浮き部を支える大事なピンです!

 

 

打ち込んでいる様子です。

 

 

打ち込み終わりました。

 

|5.タイル洗浄

 

2~4の工程の汚れも含め、タイルに付着した汚れを念入りに落としていきます。

 

洗浄剤・高圧洗浄機を併用していきます。

 

次の工程から塗布する材料は透明なため、念入りに念入りに作業していきます!

 

 

これは高圧水洗浄で全体の汚れをまず落としているところです。

 

 

手作業でも綺麗にしていきますよー!

 

 

念入りに落としたので、非常に綺麗になりました。

 

安心して次の作業にうつれます!

 

|6.プライマー塗布

 

次に、タイルと塗布材料との密着性を高めるため、プライマーを塗布していきます。

 

プライマーは『最初に塗る塗料』で下塗り塗料を総称してプライマーと呼びます。

 

今回の施工に関しては、下地と剥落防止剤との密着性を確保するため塗布しています。

 

上塗り塗料(トップコート)とは直接は重ね合わせません。

 

 

ローラーを使用して塗布していきます。

 

 

プライマー塗布完成です。

 

|7.剥落防止剤塗布

 

膜厚強度に優れ、耐久性に富むウレタン樹脂にてタイル全面を3層に分けて被覆します。

 

透明度が高い材料のため、既存タイルの意匠(デザイン)を残せます。

 

【1層目】

 

 

同じようにローラーを使用して塗布していきます。

 

 

1層目の完成です。

 

【2層目】

 

 

 

2層目の完成です。

 

【3層目】

 

 

剥落防止剤の3層目(最後)の工程です。

 

 

3層目、ツヤが出てきました。

 

これで剥落防止剤の塗布は完了し、次はトップコートを塗布していきます!

 

|8.トップコート塗布

 

最後の工程、トップコートの塗布です!

 

剥落防止剤保護・美観向上のためトップコートを塗布します。

 

トップコートは、外壁を守る重要な塗料材料になります!

 

【1層目】

 

 

 

【2層目】

 

 

 

これで全工程が終了いたしました!

 

ビフォーアフター

 

【before】

 

 

 

【after】

 

 

 

どうでしょうか!!

 

施工する前のタイルの意匠や風合いを残しつつ全体が綺麗に明るくなりました。

 

そして、本来の目的である『剥落防止』の施工をしているので安心してお使いいただけます。

 

完成した建物を見て、透明な樹脂にて施工する方法をとったことがすごくよかった!!と思いました!

 

タイルの剥落を防止することは外観を守るだけでなく、建物の寿命皆さんの『命』を守ることに関わってくるほど大切な工事です。

 

実際にタイルが剥落し、重症を負った事件が残念ながら存在しております。

 

このような事件を機に、【タイルはノーメンテナンスではいけない】ことが世間に知れ渡り始めました。

 

もし、皆さんのお家のタイルが剥がれていることが気になったり、目立った劣化が気になった場合はシオノ工業までぜひご相談ください♪

 

お問合せはこちらから(営業はお断りしております)↓

お問い合わせボタン

その他シオノ工業のSNSはこちらから↓

■Facebook
https://www.facebook.com/shionokogyo

インターネットエクスプローラーの方はFacebookアプリで「株式会社シオノ工業」「shionokogyo」で検索!

■LINE
https://lin.ee/OlXL0GP

■Instagram
https://www.instagram.com/shionokogyo/