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普通救命講習Ⅰを受講しました

こんにちは、シオノ工業です。

去年よりも暑い日が続いていますね🌞💦体調を崩す方も多いのではないでしょうか。くれぐれも無理なさらないで下さいね。

数日前に、会社として万一に備え、普通救命講習Ⅰを受講しました。2時間程度の実習主体の講習です。

講習では以下の内容を学びます。

・心配蘇生法(CPR):胸骨圧迫と人工呼吸

AEDの使い方:音声ガイドに従い安全に操作

・異物除去法:背部叩打法や腹部突き上げ法

・止血法:出血箇所に対する直接圧迫止血法

 

AED使用、胸骨圧迫の実技の様子

人間は心臓が止まって、体に血液が流れなくなって、脳などに酸素が提供されなくなると、死を含む重大なダメージを受けてしまいます。そのため、救急車が来るまでの間、周囲の人が直ちに救急蘇生法を行うことができれば、その被害を軽減することが期待できます。

新型コロナ感染症の影響もあり、人口呼吸を行わず胸骨圧迫を中心とした実技を行いました。胸骨の下半分のあたりを5㎝程度までしっかり強く押す、そして2分間絶え間なく続けないといけません。実際にやってみると相当きつく、時間が経ってくるとリズムが乱れてくるので体力が必要であると感じました。また、胸骨圧迫で骨を折ってしまうのが心配でできないという人もいましたが、消防隊の方は「骨折よりも救命が優先」とのこと。力強く胸骨圧迫を継続しなければなりません。

 AEDの使い方

 胸骨圧迫のやり方説明

 意識確認~胸骨圧迫まで

心肺蘇生を行っている間にAEDが届いたら、すぐに使う準備を始めます。準備をしている間も心肺蘇生はできるだけ続けていきます。AEDの電源を入れると音声が流れるので、それに従っていきます。電極パッドは、小学生~大人用と未就学児用の二種類あるので貼る時は注意しないといけません。夏の暑い時期は汗をかくので拭いてから貼るように言われました。電気ショックを行うときは傷病者から離れるよう促し、誰も触れていないことを確認することが重要でした。

 

今回の実習で学んだことは、

・心肺蘇生の前に安全確認をする

119番通報する人、AEDを持ってくる人を手配する

・救急車が来るまで胸骨圧迫を継続する

・胸骨圧迫は手のひらの付け根で行う

・胸骨圧迫を継続するのに体力が必要なので、

 複数人で交代しながらやる必要があるので協力してくれそうな人を呼びかける

AEDがどこにあるのか把握しておく

 

最後に異物除去法、止血法を学びました。

  

気道異物除去は、背部叩打法と腹部突き上げ法があります。

妊婦さんや肥満の方には背部打法のみ行い、腹部突き上げ法は行わないようにします。

止血法はガーゼやタオルなどを重ねて傷口に当て、強く圧迫します。

血液からの感染予防のため、手袋やビニール袋を使用した方が良いとのことです。

 

救命講習を受講した時期が真夏だったので、熱中症者の対応についても伺いました。

熱中症が疑われた場合は作業離脱、意識状態が悪い場合はすぐに119番通報をする。

救急者到着まで水分補給、水を浴びるなどして身体を冷やす。

倒れてしまった際は、安全な場所へ。外の場合は日陰に移動。その時の運び方も学びました。

 

熱中症にならないよう体調の自己管理はもちろんですが、熱中症のおそれがある者をすぐに見つけることも重要です。外で作業するにはくれぐれも注意しなければいけません。皆さんも外出の際には、日中無理せず、涼しい時間帯に作業するなど気を付けて過ごしてください。

今回の講習を経て、日ごろから救命している消防隊の方々の重要性を再認識しました。

講習で学んだことを無駄にせず、救命が必要な場面に出くわした場合はすぐに処置ができるようにしたいと思いました。